当社再編についてのお知らせ

当社は、2017年4月1日から、ISP事業・WEBサービス事業を中心とするコンシューマ向け事業会社(ニフティ株式会社)とクラウド事業を中心とするエンタープライズ向け事業会社(富士通クラウドテクノロジーズ株式会社)に再編することとなりました。 詳細につきましては、ニュースリリースをご確認いただきますようお願い申し上げます。>富士通クラウドテクノロジーズへエントリーを希望する方はこちら

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ニフティだからこそ学べることがある

インタビュー風景

卒業生インタビュー

ニフティだからこそ学べることがある

池田拓司
ニフティ株式会社 企画担当 ➡ クックパッド株式会社 執行役 ユーザーファースト推進室 室長

高校生の頃から先進的なものに興味があって、とにかく早く働きたかった。

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-本日はよろしくお願いします。まずはニフティに入社したきっかけをお聞きしてもよろしいですか?

池田 高校のときにパソコン通信をやっていて、ニフティに興味を持っていたのと、デザインとテクノロジーの合いの子みたいな領域に興味があったんです。それでデザインとか制作をやりたくて、プロバイダーの会社とか制作会社でアルバイトをしていました。その中で制作だけではなく、サービスの企画をすることと両立ができる方が面白いと思い、就活時にプロバイダーを中心に受けて、ニフティに入ったという感じですね。

-大学は美大でしたよね?

池田 美大だったんですけど、そのときにもコンピューターとかのテクノロジーには興味を持っていたんです。多摩美大の上野毛キャンパスだったんですが、社会人の学生も多いし、パソコンもいっぱいあって、先進的な部分を売りにしていたんですね。そういう機会が多かったので、より興味を持ちました。

-美大での専攻は?

池田 プロダクトデザインですね。入学前に先輩の卒業制作作品集でデジタル昆虫図鑑みたいな作品を作っていたのを見て、それが面白かったんです。「面白いな、こういう事をやれる学校があるんだ」って思って、受けました。もちろんデッサンしたり、平面構成したり、粘土でサザエを作ったりもしてましたけどね(笑)。

-学生時代の経験は今の自分にどう影響していますか?

池田 勉強した経験は今とても役立っていますが、その経験よりアルバイトの経験の方が印象的ですね。バイトを3つ掛け持ちとかでやってたんで(笑)。二部だったので、昼間に時間があるから社会人の人たちと働けたんですよ。アルバイトでは携帯の待ち受けを作ったり、3D空間のアバターの実験みたいなこともしてました。95~98年頃で「先進的」「マルチメディア」とか言われていた時代ですね。インターネットで文字を入力すると、お台場の電光掲示板にインターネットで入力したメッセージが流れる。そしてその様子がライブ中継されているサービスなんかも運営している会社でアルバイトをしてて、「リアルとインターネット」というのが面白いなと思っていました。学生だったけど、とにかく早く自立したいという思いが強かったですね。

会社が抱えている「ユーザー数の多さ」。そこにはその会社でしか感じることができない価値がある。

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-自分の学生時代を振り返ってみて、今の学生をどう思いますか?

池田 世の中でUI、UXとかよく言われるようになった要因だとも思いますが、僕らが学生の頃よりもコンピューターが非常に身近になって、アウトプットする機会があるからうらやましいなって思いますね。

-今もし学生だったら、どんなことをやりたいですか?

池田 今の時代に合ったサービスを作るとか、デザインのスキルを学校だけじゃなくて、社会で身につけようとすると思いますね。企業に行って、会社の中でWebとかサービスを作る経験もしたいし、その経験を活かして1人で作りたいものがあれば作ってみる。その両方をやってみたいですね。個人でやるのではなく会社に入ると、その会社が抱えている多くのユーザーに触れ合う事ができる。僕は、そこにはその会社でしか感じることができない価値があると思っているんですよ。

-そんな中、どうしてニフティを選んだんですか?

池田 ユーザー数も多く、メディアも、コミュニケーションもやっている。会社も大きいし、いろいろやれるかなって思ったからですね。

-ニフティに入って、最初は何をやられていたんですか?

池田 僕が入社した頃は新人研修も短くて、3カ月もやってなかったかもしれないですね。その後すぐ配属されて、スポーツ、占い、競馬のサービスを担当しました。半年ぐらいずっとスーツを着てましたね。

-その頃のことで思い出に残っていることや、記憶に残ってるエピソードはありますか?

池田 学生時代にアルバイトをしていたとは言え、あまり人とコミュニケーションを取って来なかったんですよ。それで社会人になって会社に行くと、いろんな立場の人がいるんです。営業の人もいたり、経理の人もいたり、エンジニアもいる。「いろんな職種の人がいるんだな」って思いましたね。それで「いろんな人とコミュニケーションを取っていかないといけないんだな」って感じたのが印象的でした。

-最初はコミュニケーションが苦手だったんですか?

池田 最初はめちゃくちゃ苦手だったと思います(笑)。それがだんだんできるようになっていって。今は比較的そういうハブ的な動きをする仕事が武器にはなってるかなとは思ってますね。後になって思えば、最初にニフティでそういう経験ができたっていうのはすごくよかったと思います。よくしていただける方や教えていただける方が本当に多くて、恵まれていましたね。

自分が対象ユーザーでないことでも、どれだけ自分事と思ってイメージできるかだと思います。

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-ニフティで最初に担当した競馬やスポーツや占いに興味はあったんですか?

池田 あまり興味はなかったですね(笑)。ただ、そんなに自分が好きなジャンルがあったわけでもないので、あまりそこに対する苦はなかったですね。それでもその後、自らスポーツ観戦しに行ったり、プライベートで競馬の代表的なレースを見に行くようになって自分の興味も広げていきました。今は料理に関するサービスを提供していますが、僕、毎日料理しないですし、仕事をするジャンルという観点では、ちょっとひとつ隣の興味ぐらいが僕にはちょうどいいんだなと思ってます。自分の大事な人がそこに興味があるとかの方が興味が持てるなと。興味のあるジャンルそのものよりも、それを使ってる人のことを考えるのが好きなのかもしれないです。前職の「はてな」というインターネットサービスの会社でも自分をターゲットとしたような開発者向けのサービスよりも、インターネットの知識が浅い自分の友達でも使えるようなサービスをやろうとした機会の方が多かったですね。今思えばそちらの方が楽しかったし、うまくいってた気がしています。

-なるほど。モノを作るときには自分とは違う「ユーザー」の視点で考えてらっしゃるんですね。

池田 考えてますね。例えばちょっとしたことなんですが、「朝ご飯をどんなレシピにしたらいいか考える」っていうときに、「いや、私朝ご飯食べないからわかんないんですよ」みたいに感じる人もやっぱりいると思うんですよ。「それでいいの!?」というか、「全部自分がやってなきゃ作れないって、興味の範疇が狭いなぁ」って思っちゃいますね。それをどれだけ自分事だと思って、イメージできるかだと思ってます。

-自分が興味のなかった分野の仕事をするとか、まだ世の中にない、新しいものを作る仕事って結構ありますよね。

池田 そういうときに、「こういう方向がいいんじゃないか」って方向を考えることが好きですね。「はてな」が今までにないコミュニケーションのあり方を考えるような思考が強い会社だったので、そこは影響を受けたかもしれないですね。

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企画でも、営業でも、エンジニアでも、それぞれの役割でいっしょに議論できるといい。

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-ニフティを辞めようと思ったきっかけは?

池田 2つありましたね。1つは、自分で全部やるくらいのことをやってみたかった。作ることに関してのこだわりを捨てたくなかったんです。ディレクションとかマネージメントの比重がこのままだと増えるなと思って。なので、自分で新しいノウハウとか技術を身につけて、それを自分で表現して、最後にユーザーに届けるところまでをなるべく関わりたかったんですね。あとは会社の規模。500人規模から7人ぐらいのところに移ったんですが、そういうベンチャーに行ってみたかったっていう気持ちはありましたね。電話の受け答えから印刷の連絡まで、全部自分でやらないといけなかったし、リスクはありましたけど、そういった部分も含めて「やってみようかな」と思って。

-そのときの年齢は?

池田 ニフティを3年間で辞めたので27歳ぐらい。年数で考えると短かったですね。その後はてなで7年間、今クックパッド4年目です。

-キャリアを変えて行くことをどう考えていますか?

池田 結果としてはいいかなと思っていますね。僕は対象のユーザー層を変えることや、会社の規模を変える事もひとつの目的としてクックパッドに入社したのですが、自分のキャリアと照らし合わせて会社を選び、転職していくのはいいことだと思います。

-どんな人と一緒に仕事をしたいですか?

池田 入社2年目の若いデザイナースタッフとはすごく議論するんですよ。ヒートアップする事もあるんですが、お互いいいサービスを作ろうと本気でユーザーの事を思って自分の考えをぶつけあっている、これをとても大切に感じています。それくらいの議論がちゃんとできるか、自分の考えを持って話ができるかみたいなことがすごく重要だなと思っていますね。特にデザイナーって乱暴に仕事を依頼されるような状況になりやすいけど、自分の考えを持ってちゃんと人と会話ができればそんな感じにならないはずなんです。サービスを作る上での対等な役割として、ちゃんとデザイナーがいるっていう状況を作るには、やっぱりそういう議論が必要だと思っています。つい下流行程っぽくなってしまうので。企画でも、営業でも、エンジニアでも、デザイナーでも、それぞれの役割で対等に議論しながら作れるのがいいと思っています。

-最近の注目しているトレンド、キーワード、トピックスを教えてください。

池田 食に関わることのほかには、グローバルとローカルみたいなことに対する興味が湧くようにはなりましたね。去年はスペインとアメリカに行って、何でこういう街になったのかとか、カルチャーとか歴史とかにも興味が出てきました。

-最近よかった映画や本はありますか?

池田 電車のデザインをやられている水戸岡鋭治さんが好きなんですが、水戸岡さんが書かれた仕事に対する哲学についての本があって、それは面白かったですね。その電車にどういう人が乗って、どういう風景や雰囲気に期待しているか、ユーザー中心に考えてデザインを作り込んでいるところが本当にすごい!電車に乗って、降りていくまでのストーリーを作っているなと。九州の豪華クルーズ「ななつ星」とか、水戸岡さんがデザインされた電車なら乗りたいと思いますね。

大きな会社じゃないと学べないこともあるし、そこに入る選択というのは一つのチャレンジングな選択と考えるべき。

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-最近のニフティの活動で知っていることを挙げてもらえますか?

池田 クラウド。あとアプリ系結構やってるなと、リリースとか見て思いますね。スマホに注力してるなっていうのは感じます。

-現在のニフティに対してメッセージをお願いします。

池田 ビジネス向けでも、カスタマー向けでもユーザーがたくさんいるので、そのユーザーをもっともっと知って、いろんなことをやっていってほしいです。僕がニフティにいるときには、そこまではユーザーのことを知れなかったかなと思っているので、もっと知る努力とか知る機会を自分たちで作っていけるといいなと思いますね。例えば、老舗というイメージでいたけれど、スマホが伸びてる実態がある。そこをちゃんと深堀りしていくっていうことかなと。スマホで新しく獲得したユーザーをどう考えていくかは自分たちの思想が必要なところだと思います。これから進んでいく方向を考えるときの判断基準として、まず「ユーザーを知ること」を大切にして欲しいです。

-今もしニフティに戻ったら何をしますか?

池田 1人で何かサービスを作るとか、興味のある領域を自分なりにやってみるっていうのもありだし、これまでの経験を活かして「ユーザーファースト(ユーザーのことを一番に考え、ユーザーがそのサービスで得られる体験、価値を向上させること)」の考えを伝えて行くとかですかね。逆に今のニフティの文化も知りたいですね。そこから学べることもあると思うので。転職したときには、その会社の文化がどういうものかというのを理解するというのが大事だと思ってるんです。そうしないと仲間が作れないんですよね。せっかく会社にいるんだから、仲間といっしょにやりたいですね。

-最後に若い人たちへのメッセージをお願いします。

池田 さきほど話した「議論できるようになる」っていうところなんですが、普段スマートフォンを使っていたりして、自分たちがユーザーに近い立場だからこそ、自分の考えとか意見を持っていた方がいいんじゃないかと思いますね。あと、いろいろ選択肢も増えているじゃないですか。起業するとか、小さい会社でやるとか。そういう選択の方がチャレンジングだと思われがちですが、大きい会社に入るということもチャレンジングだと思いますし、そこじゃないと学べないようなこともある。ニフティに入ったからこそ、いろんな先輩がいて、いろんな職種の人がいて、ユーザーもいっぱいいた。そんな機会がみんなに平等に与えられているかっていうとそういうわけでもない。そういうチャンスを掴むっていうのも、チャレンジングなことだと思うんですよ。楽な環境を選んだっていう訳でもないし、積極的に大きな会社に入るというのも、長い目で見たら、選択肢として全然あると思う。それこそ、新卒で僕が先輩のいない小さな会社に入社していたら、名刺の配り方も分からないし、いろんなことがわからないままやっていたら、今の会社にも来てないと思います。そういうものの積み重ねだと思うので、ニフティのような大きな会社に入るというのも、一つのチャレンジングな選択に考えるべきかなというのは思いますね。

卒業生紹介

  • 池田拓司 池田拓司 クックパッド株式会社 執行役 ユーザーファースト推進室 室長

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