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現在位置: TOP > 各企業の貢献活動 > Vol.02 株式会社フィル・カンパニー

フィル・パーク 都市のグレーをグリーンに変える、屋上公園プロジェクト

フィル・パーク千駄ヶ谷
東京・千駄ヶ谷の住宅エリアに、道行く人が思わず爽やかな表情で見上げてしまう建物がある。そこにあるのは、一見どこにでもあるようなコインパーキング。しかし、その“空中”には複数の大きなガラス窓のついたシンプルな建物が建ち、屋上にはたくさんの緑が生い茂っている。この“空中建築”は、「フィル・パーク」という、駐車場の空中を利用した建築物を企画するフィル・カンパニーのオフィス。遊び心が溢れる、都市ならではのエコでユニークなこのプロジェクトについて、同社副社長の松本理寿輝さんにお話を伺いました。

フィル・カンパニー取締役副社長の松本理寿輝さん

右上:フィル・カンパニーの拠点となっているフィル・パーク千駄ヶ谷。
屋上からのぞく植物の姿に、通行人が足を止めることもしばしば。
左:フィル・カンパニー取締役副社長の松本理寿輝さん






エコな空中建築「フィル・パーク」

――「フィル・パーク」とは、どのようなプロジェクトなのですか?

松本 このプロジェクトは、駐車場の上に事業用のスペースを作り、その屋上を緑化するというものです。たとえばこの「フィル・パーク千駄ヶ谷」。ここは1階が駐車場、2階はレストラン、3階はオフィス、そして屋上は2階のレストランで使う野菜用の菜園スペースもある庭になっています。こんなふうに都心の駐車場の空中を使って、フィル・パークを作ってきました。


――駐車場の空中を利用するということは、土地の所有者にとってはダブル収益になるということですよね?

松本 そうですね。今まで使っていなかったスペースを、有効利用することができます。車を雨や日差しから守ることができ、さらに、上に商業スペースがあることで駐車場の利用率もアップします。ただ、私たちが大切にしているのは地主様の収益だけでなく、屋上緑化によって地域の景観やヒートアイランド化が進む地球環境に少しでも貢献できるという点です。環境面に関しては、リユース、リサイクル、リデュースを重視し、独自に開発した3R建築のシステムを取り入れています。地面に定着する部分や基礎となる部分は安全性を考えてリユースはしませんが、一部をリサイクルします。上の空間の部分は、ほぼ100%リユースできます。廃材がゼロかというと、ゼロじゃない。ただ、通常の建築からすると極端に少ないですね。2005年から始めたこのプロジェクトで、八重洲、赤坂、中目黒、銀座、千駄ヶ谷と5つのフィル・パークを建設しました。その中で、銀座のフィル・パークは、1号目の八重洲のフィル・パークを実際に移設したものなんです。

レストランスペース   オフィススペース   屋上  
飲食店出店のモデルとしてオープンしたレストランスペースには、近辺のクリエイターが集い、屋上で採れた野菜を使った料理を楽しむ。   明るい日が差し込み、気持ちのいいオフィススペース。無機質な建物に暖かみを加えるため、ナチュラルな木製パネルを使用。   金魚やめだかが泳ぎまわる池と、旬の野菜が実った菜園の手入れは社員同士のコミュニケーションの場にもなっている。

 

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